愛犬の健康のための肥満予防

愛犬の健康を守る上でしておきたいことが、肥満予防です。ただ、肥満を気にするあまりに極端な痩せ型になってしまうのも望ましい状態とは言えません。愛犬を迎え入れたら、適正体型をキープできるように管理をしていくことがおすすめです。

愛犬の適正体型は、筋肉がしっかりありつつ、腰の辺りにくびれがある状態です。くびれがあったとしても、脂肪や筋肉が極端に少なくあばら骨などが浮いた状態になっていれば、免疫力の低下などのリスクが生まれやすくなります。反対に、腰のくびれが全くない状態になっていれば、肥満気味になってきてるといえます。くびれがないだけでなく、胴体全体が丸く太った状態になっていれば、動く度に心臓や関節に負担がかかるようになるだけでなく、糖尿病などにかかるリスクも高くなります。さらに、肥満になってしまったことによって、寿命が短くなってしまうことも少なくありません。

愛犬が肥満になってしまった場合は、まず食事のカロリーと与え方を見直してみると良いでしょう。これまで与えていたフードよりも低カロリーなものを選ぶことで、脂肪を減らしやすい状態を作れます。ただ、低カロリーなフードを選んでも、与える量が多くなったのでは意味がありません。与える時には、1日に与える量を決め、3回や4回など複数回に分けて与えるようにしていくと良いでしょう。1回の量が少なくなっても、何度も食事の時間がくれば、食に関するストレスを感じにくくなります。

さらに、ダイエットのためには運動量を増やすことも有効です。これまでよりも散歩の回数を増やしたり、1回に歩く時間を長くすることで、適正体重を目指しやすい状態を作れます。天候などの関係で散歩が難しい場合は、家の中でボールを投げて取ってこさせるなど、遊ぶ時間を増やしてみると良いでしょう。

ただ、ダイエットは思うように進まないことも多いものです。愛犬の体に負担をかけたり、ダイエットで大切な思いをさせたくないのであれば、迎え入れた時点から肥満になりにくい生活を心がけておくと良いでしょう。