愛犬のおもちゃにも色々な種類があります。まず飼い主と一緒に遊ぶタイプのもの、ボールやロープなどがあります。これは飼い主との関係を築くのに効果があります。それとはまた別に、犬がひとりで遊ぶタイプのものもあります。このひとり遊び用のおもちゃはおやつを入れて探させるタイプと、噛むタイプがあります。おやつを入れて探させるおもちゃの場合、留守番をさせたりする時にはとても役に立ちます。また、何かで犬におとなしくしていてほしい時にも、このおもちゃをあてがっておくといいでしょう。
中からおやつを取り出すまでに時間がかかるため、その間は静かにしていてくれるからです。ただし犬の性格によっては、この手のおもちゃに馴染めないということもあります。噛むタイプのおもちゃは、飼い主や家族に甘噛みをさせないための、しつけの手段としても効果があります。甘噛みを許してしまうと、大人になっても人間を噛むようになるため、人間を噛んではいけない、このおもちゃなら噛んでいいと覚えさせるのです。
ところでおもちゃ全般に言えることですが、特にこの噛むおもちゃの場合は、どのような素材が使われているかにも注意しましょう。壊れやすい素材の場合は、噛んでいて破片が刺さったりすることもあります。そういう意味では、ゴム製のおもちゃなどがお勧めです。また犬のサイズによって、与えるおもちゃの大きさもまた違って来ます。噛んでいて誤飲したりしないように、大きさにも気を配りましょう。逆に大きすぎるおもちゃもまた、持て余してしまうことがあります。
それからどんなに丈夫なおもちゃであっても、ずっと噛み続けているとそれだけ傷みも激しくなりますし、犬も飽きてしまいますから、何種類か揃えておくといいでしょう。また犬が口の中に入れるわけですから、使った後は清潔にしておくようにしましょう。そして子犬や高齢の犬の場合は、噛む力が弱いので、あまり固いおもちゃをあげるのはよくありません。歯や顎を痛めたりしないためにも、選ぶときは注意してあげてください。