犬と暮らすために、間取りをどう工夫したらよいのか悩んでいる人は少なくありません。
以下で、工夫の仕方について見ていきます。
一つ目は、「階段は緩やかな作りにする」。
犬の体に負担をかけないためには、階段は緩やかな作りにするべきです。
それにより、犬の肉球への負担が和らぎ、飛び降りた際などの足腰にかかる衝撃も最小限になります。
ただ、そうすると段数が増えてしまいがちですが、安全面から言うと飼い主にとっても利点があります。
妊娠しているときなどは、階段が緩やかであれば昇降が容易になるからです。
二つ目は、「床材は肉球を傷付けないものにする」。
犬の体への負担を抑えるためには、フローリングがおすすめです。
ただし、通常のフローリングでは不十分です。
例として、犬のメインの生活空間には、コルク材を使ったり、ペット用のコーディングをしておくなどする必要があります。
通常のフローリングだと、ワックスがけなどをした後だと滑りやすくなり、犬がケガをするおそれがあります。
ですから、グリップ感を持たせることを意識しましょう。
三つ目は、「掃除が楽になるようにする」。
犬と暮らすなら、掃除もペットのことを考慮して対応する必要があります。
何といっても、抜け毛対策は欠かせません。
抜け毛には、埃の他に尿などが付いていることがあるため、放っておくと大変なことになります。
また、散歩から帰ってきた後の犬の足は、当然ながら汚れているので、床材および壁紙などは汚れが付着しにくいものを選ぶようにしましょう。
四つ目は、「遊び場を作っておく」。
たとえ毎日散歩させていても、家の中に自由に動ける空間がないと、犬はストレスを感じます。
全部の場所を行き来可能にすることまではしなくてもよいですが、犬が遊んでもよい空間は作ってあげましょう。
そのような場所があれば、飼い主も一緒に遊ぶことができますし、そこ以外では遊んではいけないということを学ぶので、通常の生活にも気を遣わなくてもよくなります。